遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

スノーボード

スノーボードのスタンスアングルの考察

昨日から雪が降り続いていたので今日は、パウダー確定。今日は仕事をやめて滑ることにしました。 実は普段、圧雪のカービングばかりしているのでパウダーはちょっと苦手です。特にトゥが窮屈で難しく感じます。そろそろ春が近づき、雪質の変化も激しくなって…

ヒールターンの謎をやっと解明できた③

これまで、ヒールターンのポイントのうち、アプローチと角付けについて解説してきました。今回は、最終回として荷重について解説します。 荷重は角付けによる慣性力への対応 最初の45度で角付け(エッジが入る)が行われると、その瞬間から慣性力が発生しま…

ターンはターンすると考えない方がうまくいく

ターンはターンであってターンではない いきなり意味深なタイトルでスタートしました。自分のライディングをビデオで撮ってもらったことがある方は、「えー、イメージと違う」と残念に思った経験があると思います。このように私たちが頭の中に描く動作のイメ…

スノーボードのターンのコツ(ヒールでもトゥでも結構重要)

ボードを動かすために、どこを動かす必要があるのか スノーボードでターンをするためには、雪面からの抵抗を生み出すためにボードを動かす必要があります。多くのことに共通すると思いますが、まずは目的を明確にして、それに対して必要なことを整理し実行し…

キッカーの練習

キッカーは怖いものなのか 2000年頃は、カービングよりもキッカーやハープパイプが流行っていて、自分も練習していました。大きなキッカーにも慣れてきて、回転ワザもやりたい!と上達を感じる時期があったのですが、直後に着地に失敗して左膝を怪我してしま…

ヒールターンの謎をやっと解明できた②

角付け:角付けの動作はわかりにくい 無限ループ 角付けの姿勢 次回は荷重について説明します 角付け:角付けの動作はわかりにくい 前回に続いてヒールターンの謎にせまっていきます。今回は角付けです。早速ですが、ヒールターンの角付けの時の姿勢はどのよ…

ヒールターンの謎をやっと解明できた①

ヒールターンは霧の中。みなさんはどうですか? ヒールターンの3つのポイント アプローチ:斜滑降のないターンのイメージだと難しくなる 斜滑降をもう一度確認しましょう 次回は角付け ヒールターンは霧の中。みなさんはどうですか? トゥからヒールへ。上…

春雪でわかった内倒と踏み方

内倒は後半にも起こる 春の雪では雪面からのレスポンスが少なくなります。自分の場合は、ヒールサイドからトゥサイドの切り替えが顕著に難しくなります。急斜面やバーンコンディションが悪い場合は、ローテーションが使い難いのでどのように切り替えればいい…

春雪対策:レジェンドからアドバイスを頂いた

硬めとザクザク、ボコボコのミックス雪でのトゥサイドの問題 昨夜の降雪もあり、また日中も気温が低く、良い状態のバーンをながく楽しめました。ただし、太陽があたる場所は結構ザクザク、ボコボコ、そして硬めのバーンとのミックスになってきました。そんな…

(毎年のことですが)春になるとスノーボードが難しくなる

ここまでを振り返って 小学校の校長先生が、1月「いった」、2月「にげた」、3月「さった」というようにアッという間に時間が過ぎるので三学期は集中して過ごすようにと言っていたのを毎年思い出します。今年もあっという間に3月になってしまいました。最後の…

「遠くを見ればいい」ではなく、「目線を斜面と水平にする」必要がある

トゥサイドターンで踏み込めない!!強く踏み込める動きの確認 春の雪は難しい。ガリガリだったり、シャバシャバだったり、ベトベトだったり。一方で、このようなコンディションは私たちの滑りの欠点を浮き彫りにしてくれます。あまりに打ちのめされるので、…

トゥサイドターンの重心移動方法がわかった。

重心移動なくしてターンなし 先日の投稿で「基本が大事」ということを書きました。昨日、ヒールサイドターンも含めて、しっかりノーズ側かつしてターン内側に重心を移動させることを意識して試してみました。 fq12345.hatenablog.com 結果は、非常に良かった…

大スランプ→ノーズドロップかよ→基本が大事

春の雪は、欠点を際立たせる 今シーズンは、スキーもスノーボードも順調に上達してきました。特にスノーボードはトゥもヒールも非常に安定したカービングができるようになりました。もう、ここからはジャンプやトリックだと、グラトリを練習したり、キッカー…

ビンディングのセッティングとヒールサイドターン

ヒールサイドターンはズレやすいです。最近、スキーをしていてスキーのような腰が外スキーに乗るポジションがスノーボードにもあるのではないかと探していました。 前を向いて胸で前膝を押していくようなポジションができれば腰が外れずに踏めるポジションに…

180度視点を変えたら、スキーが簡単になった!(Day59)

HOW TO SKI WITH BALANCE | 3 Tips for steeper slopes and short turns はじめに かなりご無沙汰してしまいましたが、だいたい毎日滑っていました。今年はスキーとスノーボードの二刀流で、スノーボードで疲れるとスキーに、スキーで疲れるとスノーボードへ…

Day32 スノーボードのヒールサイドターンほぼ完成

「フォームがある」 同じ年齢ながら、サーフィン、スノーボードの両方で、非常にスムーズかつダイナミックなフローを描く友人がいます。彼にヒールサイドターンのポイントを聞くと、「フォームがある」と言います。フォームってなんだ?と思っていましたが、…

Day22-27 ヒールサイドターン再考

ヒールサイドターンは行きつ戻りつ。今週は疲労が溜まってしまっていたこと、仕事の締切が迫っていたことから、1日30分程度しか滑らずクールダウンの週でした。 しかし、いくつか見直してができました。まずは、ターン後半まで沈みこんでいたことです。トゥ…

Day20~21 スノーボードのヒールサイドターンができた。キッカーのオーリーはターンの立ち上がりでいいのではないか

ヒールサイドターンへの切り替えが少し曖昧だった ヒールサイドターンは、重力方向にしっかり立ち上がってから、カカトを落とすように切り替えると谷回りのエッジングが劇的に良くなり、その後荷重でターンをコントロールできるようになりました。しかし、上…

Day11 ヒールサイドターンの後半の荷重(立ち上がり)は、前ヒザをビンディングの角度に沿って伸ばす

トゥサイドターンの準備がヌルっとしていた 非常に感覚的な表現ですが、ヒールサイドターンのピークからトゥサイドターンへの切り替え部分がヌルっとしていました。もう少し違う言い方をすると、トゥサイドに比べると、足元から感じるエッジグリップのパワー…

Day7,8,9,10 ヒールサイドターンがまだズレので「立ち上がる」動作を分析してみた

ヒールサイドターンがズレる 昨シーズンのスノーボードの分析結果から今年は非常に、楽に、安全に、スムーズに滑れています。Day8@オーンズナイターで、2年ぶりに一緒に滑った方(師匠と勝手に思っている)から「見違えるようになりましたね」とうれしい言…

Day6 キロロで試してみてスピードが速い時の重心移動が中途半端になることがあった

キロロは非常に良い雪でした Day6はキロロ。ここ数日の降雪でとても良い状態でした。また、圧雪もとてもきれいだったので、勘違いしてしまいそうな良いバーンでした。ついでに言うと、やはり人が少なく時間が経っても全然荒れてこず良い雪を一日頂きました。…

Day5 身体は横向き、顔前向き、ターンではボードを傾けない

今日はスノーボードを始めて3年目の方と一緒に滑ってきました。グラトリをしたいとスノーボードを始めた方で、今日はグラトリの世界の楽しさを教えてもらったので、お返しにカービングターンのチェックをしました。そこで確認した内容を今回書こうと思います…

Day4 Summit to Sea. スノーボードからのサーフィン

雪の後に波もいくか。 低気圧の通過後は、波も良くなりますし、雪も良くなります。今日は滑りにいこうとは決めていたのでキロロへ。オープンしているコースが少なく1時間半くらい滑ってお昼には帰宅しました。帰路は毎回海が見えるのですが、朝よりも波が落…

Day3 トゥサイドターンの内倒克服

Day2 いろいろ忘れてトゥサイドの内倒が復活 いきなりDay3ですが、今シーズンも発見した上達のポイントを整理してきます。Day1は札幌国際スキー場で良い雪を楽しむことができましたが、実はブーツのセンタリングがあっていなくて滑り難さがつきまとう1日でし…

エッジの切り替えのまとめ

モチベーション 2019~2020シーズンの試行錯誤を通して、トゥサイドターンとヒールサイドターンについて下記のようにまとめてきました。それぞれの記事の中で、切り替えについては記載しました。しかし、安定したターンのために非常に重要な動作にもかかわら…

重心移動はターンのキモ。でも、そもそも重心ってどこ?

重心移動はターンのキモ 重心の移動は、身体全体の移動に必要不可欠です。例えば、歩く、走る、ジャンプする。ある地点からある地点へ移動する際には、重心が移動します。もちろん、重心を移動させずに、足だけ動かすということができるかもしれませんが、大…

トゥサイドのカービングターンのまとめ(内倒、後傾、ボードがたわまないなどの解決)

1.モチベーション トゥサイドのカービングターンの問題は大まかに、内倒、後傾、ボードをたわませれない(エッジング立てただけになる)になるのではないかと思います。難しいのは、これらが単独で発生するのではなく複合して起こることです。 例えば、ト…

ヒールサイドターンのエッジングの問題の解決策

はじめに ヒールサイドターンのズレは、スノーボードの良くある問題点と思います。今回は、ヒールサイドターンのエッジングのポイントを見つけたのでご紹介します。 要点は次の2つです。 しっかり立ち上がる 立ち上がる方向は重力方向 ここからは、これらの…

ズレないヒールサイドターンに向けた整理

2020/04/11 この記事については、解決方法の記事を追加しましたので、併せてご覧ください。 fq12345.hatenablog.com 「ヒールサイドターンでズレる」はスノーボードの大きな課題 永遠の課題のように感じています。今シーズン、様々なことを試してみました。…

スノーボード:トゥサイドターンで「踏む」ためにはカカトでボードを立てる。

「トゥサイドはエッジを立てやすく、ヒールサイドはスライドしやすい」 これは、足首やヒザ、股関節、腰等の下半身の関節の曲がる量の違いによるもので、スノーボード特有のことです。 じゃあ、トゥサイドは簡単なんでしょ?と言いたくなるのですが、トゥサ…