遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

Day6 キロロで試してみてスピードが速い時の重心移動が中途半端になることがあった

f:id:fq12345:20201220212257j:plain

キロロは非常に良い雪でした

Day6はキロロ。ここ数日の降雪でとても良い状態でした。また、圧雪もとてもきれいだったので、勘違いしてしまいそうな良いバーンでした。ついでに言うと、やはり人が少なく時間が経っても全然荒れてこず良い雪を一日頂きました。

 

大きなスキー場ではスピードもあがる

キロロは広くレイアウトはボトムはフラットが多くなりますが、山頂側はバラエティに富んでいます。そのため多様な斜面を長く滑れます。そうなるとスピードもおのずとあがります。いつもは小さなスキー場で練習しているので高速域は長くは続きませんが、今回はそれが長く続きました。

 

その中で、今回気づいたのは高速になってくるほど身体が硬直していくこと。そして、重心移動が遅く不十分になることでした。これはかなり良くないことで、高速域での中途半端な動きはエッジのホールドが遅くなったり、甘くなったりします。もし、この状態でバンプ等があれば転倒につながります。

 

問題は気持ちだけではなく重心位置や移動方法の認識が不十分であった

高速域でビビってしまったということが大きな原因ではありましたが、特にヒールサイドで重心を移動させる動きの認識が不十分でした。トゥサイドからヒールサイドに切り替える際、つま先で立ちあがりますが、その際に次のヒールサイドで踏み込むための効率的な重心位置とそこまでの重心移動のルートを明らかにする必要があると考えています。

 

まだ、答えはでていませんが、おそらく、ヒールサイドで踏み込むための効率的な重心位置に対して、今の重心位置がボードの前後中心線方向にあり、移動しきっていないのであろうと思います。移動量だけに注目すると、身体を傾けてしまいがちですが、そうならないように重心(みぞおち)をスムーズに移動する方法を探すのが課題です。

 

もうひとつの問題

高速域によってあぶりだされた重心移動の問題に端を発していると思いますが、ヒールサイドで身体の捻じりが強くなっているのかもと思いました。重心の移動不足から踏み込みが難しくなる。そして、踏み込みにくくなると踏みたい気持ちから、身体を捻って後ろ足に力をいれようとする。先行動作としての身体の捻じりは確実なエッジホールドがあってこそですが、それがなければズレるだけです。今回は、この悪循環がでたように思います。

 

緩斜面から中斜面、もしくはしまった雪であればエッジホールドも強くなり、多少の踏み込み不足もカバーされてしまいます。しかし、急斜面で柔らかい、アイスバーン等では流れてしまいます。トゥサイドは重心移動の問題は少なくなっています。次はヒールサイドをしっかり分析してしまいたいと思います。