遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

Day20~21 スノーボードのヒールサイドターンができた。キッカーのオーリーはターンの立ち上がりでいいのではないか

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ヒールサイドターンへの切り替えが少し曖昧だった

ヒールサイドターンは、重力方向にしっかり立ち上がってから、カカトを落とすように切り替えると谷回りのエッジングが劇的に良くなり、その後荷重でターンをコントロールできるようになりました。しかし、上記の太字部分が、トゥサイドに比べると「弱い」と感じていました。なにか、動作が曖昧で感覚的には、急斜面等で重心移動が足りない感じがすることがありました。

 

「斜面上に押し付けるように」

先日、スキーに行った時に友人と切り替えのことを話していたところ、エッジを斜面上に押し付けるようにしていると言っていました。確かに、これをすることで、谷回りの早いうちから荷重が行るようになると思います。圧雪でのカービングでは有効そうですが、どんな斜面でも使えるのかという疑問はありました。しかし、試してみる価値はあると思い、ヒールサイドターンで試してみました。イメージは、ブランコで前に漕ぎあがっていく時の感じで、ヒザ下を押し出してカカトをあげるような感じでやってみました。この時、頭をターン内側に倒さないように、またトゥサイドでの立ち上がりをしっかりするように気をつけました。

 

すると、重心の移動量が相対的に増えたためか、非常に踏み込みやすくエッジのグリップがよくなりました。ヒザ下の押し出し量は、トゥサイドからの立ち上がりの勢いを変えることでコントロールが簡単だったので、「カービングしかできない」というような技術ではないと思いました。急斜面、中斜面、緩斜面で、ショートターン、ロングターン等で試してみましたが、ヒールサイドの動作の曖昧さがなくなってとても安定してターンができるようになりました。全体のクオリティが一気に向上した感じでした。

 

キッカーでのオーリー

昨シーズンに、「オーリーはターン後半の立ち上がりと同じなんじゃないか」と思うことがありました。無理にテールの反発を使おうとするとバランスを崩しやすいと思いますが、登り斜面でエッジを切り替えるようなイメージで前足から立ち上がっていくだけであれば急激な動きになりません。また、この動きはいわゆるオーリーの動きをゆっくりしただけの動きですので、もしかしたらキッカーでのジャンプを安定して高く、ふわっと飛ぶコツになり得ると思っていました。今回、とても小さなキッカーですが試してみたところ、安定感、浮遊感が今までと全然違いました。これは、まだまだ試行段階ですが、感触は良いので、今後キッカーの練習も進めて、分析していこうと思います。