遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

Day3 トゥサイドターンの内倒克服

Day2 いろいろ忘れてトゥサイドの内倒が復活

いきなりDay3ですが、今シーズンも発見した上達のポイントを整理してきます。Day1は札幌国際スキー場で良い雪を楽しむことができましたが、実はブーツのセンタリングがあっていなくて滑り難さがつきまとう1日でした。

 

Day2、Day3は、ホームゲレンデのオーンズ。こちらはまだまだ積雪がなく人工雪です。決して滑りやすい雪ではないですが、だからこそ欠点が出やすいので練習には面白いものです。さて、Day2は実質、練習初めでしたが、なんと内倒が復活してしまっていました。そんなにひどいものではありませんでしたが、どうも気持ちが悪い滑りでした。

f:id:fq12345:20201213113913j:plain

 

Day3 内倒をもう一度見つめなおす

もう一度、基礎の基礎から確認しようと昨シーズンの教訓をいくつか思い出しました。

  • ターンはボードが斜面横方向に進む力で行う
  • ボードは荷重によってターンの強さが変わる(板を倒すのではない)
  • 切り替えに重力を使うために重力方向に立ち上がる
  • ヒールサイドからトゥサイドの切り替えはカカトをあげる
  • (足)縮んでなければ伸ばせない(立ち上がれない)。伸びてなければ縮めない(踏めない)
  • 進行方向をしっかり見る(身体は基本姿勢のまま)

実際に確認してみながらやってみたのですが、「カカトをあげる」と「進行方向をしっかり見る」が連動しなければならないのに連動していないということがわかりました。

 

内倒するトゥサイドは早く曲がりたいという気持ちが強くなることで起こります。早く曲がりたいので、斜面下方向に視線、首、上体が向きがちです。これは歩くときと同じ状態です。この状態から、カカトをあげると頭が斜面下に倒れやすくなり、結果、重力が使えなくなり足場のないフワフワした状態になります。そうするとエッジをかけようと、さらに頭を倒してしまう。という悪循環になります。

 

Day2では、雪のコンディションがボコボコ、シャリシャリ、ガリガリだったので早くターンしたいと思ってしまって、斜面下方向に上体を向けてしまい内倒の悪循環に入ってしまいました。

 

そこで、Day3は、しっかり進行方向を見つつ、その上体で重力方向に立ち上がりカカトをあげるようにしました。すると、横方向に進む力を活かしながら、エッジを切り替えることができ、内倒によるフワフワがないままターンすることができました。

 

特にショートターンでは、これが効果的で、しっかり進行方向を見る(下ばかり見続けない)ことで、上下動による踏み込みがリズムよくでき、荒れたバーンでも安定してターンできました。

 

今年はショートターンのキレを追求したいと思っています。ショートターンはロング、ミドルの動作の一番大事な部分のみを追求する動きと思います。これをしっかり分解して説明できれば、おそらくターンの要素が無駄なく洗い出されることでしょう。まだまだ、天然雪にはならなそうなので「練習モード」で続けてみます!

f:id:fq12345:20201213121657j:plain