遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

トゥサイドターンの重心移動方法がわかった。

重心移動なくしてターンなし

先日の投稿で「基本が大事」ということを書きました。昨日、ヒールサイドターンも含めて、しっかりノーズ側かつしてターン内側に重心を移動させることを意識して試してみました。

fq12345.hatenablog.com

 

結果は、非常に良かったです!一緒に滑っていたトゥサイドの内倒に苦しむ方にも試してもらったところ内倒がなくなりました!

①ノーズ側への重心移動と、②ターン内側への重心移動を別々に整理してみます。

 

①ノーズ側への重心移動

練習ということもありますが、自分がボードより先に進んでボードが後ろからついてくるイメージになるくらい移動させると、エッジチェンジの際にターンがもうひとのびして、加速感のあるスムーズな切り替えになりました。これはトゥもヒールも同じで、特にヒールは前足に重心移動ができていると思っていましたが、実は中途半端になりがちであったと感じました。ターンの安定感が全然違いました。

②ターン内側への重心移動

今回はトゥサイドの理解が進みました。もう一度この動画を張っておきます。2:49頃からを見てみてください。スノーボードのトゥサイドのキモとなるべき動きです。キーとなる部分のスクリーンショットにメモしたものが下の画像です。

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https://youtu.be/jHuJEqZx-mA

 

まずは、この姿勢はヒールサイドからトゥサイドへエッジを切り替る瞬間と思ってください。画像奥から手前に向かって横向きのスタンスで滑ってくる感じです。

そして、股関節(赤丸)に注目してください。まずは、ここが伸びています。一方で、背中は真っすぐ、足首は脛がブーツのタンあたるように曲げられていて伸びていません。

 

スノーボードでは逆エッジに向かっていくような動きで最初ちょっと怖い動きですが、この赤丸部分のノーズ側の股関節を伸ばして(動かし方は是非上の動画をみてください!わかりやすいです)、へそからみぞおち(重心)のあたりが、ノーズ方向斜め前に動くようにすると簡単にエッジが切り替わります。間違ってはいけないのは、ボードの真横に重心を移動させないこと。これをすると前足荷重がおろそかになって、先落とし効果がなくなり、スムーズなターンになりません。

 

注意! 

この赤丸部分にひもがついていて、そこが引っ張られるように頭より先に移動するように意識します。そうしないと、怖さからこの部分が移動せず、頭が先に移動してしまって内倒になります。

 

もし、赤丸部分が曲がったままだとすると

下の図の赤線のようになります。へそやみぞおちといった重心部分を移動させることができません。是非やってみてください。その代わり、ヒザが図の青矢印方向にでるか、頭が青矢印方向に移動するはずです。このまま沈み込むと緩斜面なら何とかエッジホールドができますが、急斜面や荒れた斜面になれば暴走すること間違いなしです。緩斜面はきれいに滑れるのに、急斜面はできない。ロングターンはできるのにショートターンは抑えが利かないという人は、ほぼ、この赤丸部分が曲がったままになっていると思います。

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最後に大きな注意点があります

ヒールからトゥサイドへのエッジ切り替えのための重心移動が明確になりましたが、ここで大きな注意点があります。この動きをいつするのかをもう一度確認しましょう。上の説明はヒールからトゥにエッジを切り替えるための動きです。切り替えた後の荷重の動きではありません

 

荷重はもう一度この赤丸部分をつぶしていくことで行えます。このまま伸ばし続けているとコブや荒れた斜面では身体が反るだけで、荷重のないエッジに乗っただけになって危険です。実はここが理解を難しくしている部分ではないかと思っています。

 

赤丸部分(前股関節)を一度伸ばして重心移動してから、荷重のためにつぶしていく。

 

これが効率の良い動きだろうと思います。

 

結局、十分な重心移動なくしてターンはできないということですね!