遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

SUPとサーフィン

今日はちょっと嫌な気分でサーフィンを終えた。

 

自分のホームポイントは、SUPは行わないということが暗黙の了解になっている。そのため、自分もSUPは別の場所でやっている。

 

ただし、以前から地元のサーファーが数人、波が小さいときにはSUPで入っていた。ちなみに、そこはポイントブレイク。一人、上手なSUPの人がおり、普通のサーファーをとても気にしながらやっているので、その人の時は安心している。しかし、今日は、最近SUPをはじめた地元の高齢サーファーがSUPで入っていた。ショート、ロングと波数が少ないわりに人が多い中、ピークの手前側のかなり沖にいた。

 

ピークから手前は、ゲティングアウトのルートである。このSUPは、その手前側のかなり沖に陣取っていた。自分は、普段はショルダーを狙うのだか、SUPが動いてピーク側に来たり、沖から乗ってくるので、今日は仕方なくピークで乗るようにしていた。

 

そのSUPが普通のサーファーに遠慮なく、しかも、波しか見ずに、がつがつ乗っている様をみて、嫌な予感があった。そして、それは起きた。

 

自分がインサイドまで乗って戻る際に、セットが入ってきた。SUPはかなり沖にいたが、そのセットは十分乗れそうな感じだった。そこで乗ってくれれば、問題なかった。しかし、そのSUPはその一本をミスした。自分には運が悪かった。乗り逃したながれでSUPは、かなり岸側かつピーク側に移動してきていた。つまり自分のすぐ前。そして、次にもう一本波が来ていた。SUPは一本乗り逃しても落ち着くことなく、次の波へテイクオフを開始した。しかも、やはり岸側のサーファーを気にすることもなく。波だけみて、さらにピーク側に移動しながら。

 

「やばい」と思った。

 

こちらは、テイクオフから逃げるために、ずっとピーク側に移動していた。SUPが真っ直ぐテイクオフしてくれれば問題なかったが、横移動してくるSUPの機動力には勝てず追いつかれてしまった(おそらく、斜めテイクオフする癖があるのだろう)。SUPが岸側を全く確認していないのもわかっていた。

 

「ぶつかる」と思った。

 

結局ぶつかりはしなかった。SUPは自分の前でテイクオフをやめた。なんにせよ、邪魔したのは事実なので謝ると何かいっているようだった。

 

「前を横切るな」

 

耳をうたがった。暗黙の了解でSUPはしないとなっている混雑したポイントブレイクで、さらに、岸側を全く見ずに乗ろうとし、大きな機動力で自分の方に移動してきたにもかかわらず、その言葉か。自分は説明したくなり、「いや、横切ったのではなく…」と言いかけたが、話は遮られた。威圧しようとしてきたのだ。自分は呆れて、もう、そちらを見るのもやめて手で合図してピークに移動した。

 

SUPでもやはり波乗りは楽しい。しかし、ボードは硬く大きい。衝突すれば死亡事故にもなりかねないので、特に混雑した場所では、控えてほしいと思う。やるなら周りをしっかり見ていてほしい。地元で生まれ育とうがなんだろうが必要なことは必要だ。自分もここに住んでかなりたつ。自分もここでSUPをしたいと思ったことがあったが、顔馴染みの年配サーファーから、ここではSUPはやるなよと言われていたのでやっていない。

 

今日の出来事は気分が悪かった。この記事は自分の感情の整理だ。このことは、自分がもっと歳を重ねた時に、そのようにならないように教訓にすることにする。サーファーも高齢化している。老害といわれないようにしたいものだ。

 

1 ショート、ロングがいる場所ではSUPをしない

2 普通のサーフィンで何かあっても思いやりで行動する

3 初心者の人が楽しめる環境になるようにガツガツしない