スノーボードは横向きか前向きかという話。自分は横向きで考えていこうと思いました。
基本姿勢が国によって違うらしい
先日、スノーボードは横向きか前向きかという記事を書きました。その後も、ずっと調べて、考えていたのですが、良い記事を見つけました。
飯田フサキ氏のコラムです。カナダと日本の比較とのことですが、カナダではナチュラルスタンス(骨格に無理なく、基本的に横向き)を推奨しており、日本では、カービングのターンの高まりから胸を前に向けて、腰を後足に乗せていく前向きのスタンスになってきているそうです。飯田氏曰く、前向きは圧雪した斜面でえぐいカービングをするのに適しているということです。
【ハウツー・コラム】スノーボードの基本姿勢 世界のトレンドとは?
ネット上には、様々な記事やビデオがありますが、この点が混ざっていると思います。発信者はいいでしょうが、受信者はここを整理してから情報を受け取らないと、自分にあった方法を得られないばかりか、上達を遅らせてしまうことになるでしょう。下記の本は、確かにカービングマニアの本ですので、 圧雪でのカービングが前提となっていると思います。記事には前向きのスタンスが解説されていました。
自分は、どのスタンス(滑り方)がいいのか?
さて、翻って自分はどのスタンスがいいのか。それを考える前提条件として、身体の柔軟性とどんな滑りが好きかという2点があると思います。自分は、立位体前屈は、常につま先に手が届かない。ストレッチは苦痛でしかないというくらい身体が硬いです。滑り方については、カービングは好きですが、最終的には樹林帯をスムーズにリラックスして滑りたいと考えています。ゲレンデでも斜面にあった滑らかな滑りになればと思っています。
この2点から考えると、やはり体を捻じって前を向くスタンス(捻じらないならアルペンのような前向きのスタンスにする)は、身体にも気持ち的にも合わないと思いました。実はもうひとつ、前向きのスタンスで滑ってみて思ったのは、頭の中でのイメージしにくくなる部分があるということでした。トゥサイドからヒールサイドへの切り替えです。ここが写真を見てもビデオをみても、身体に悪い滑りのイメージしかできませんでした。
以上から、自分は、横向きととらえ、ナチュラルスタンスで考えることにしました。確かに、自分にとってわかりやすいイメージを提供してくれてきたのは、Snowboard adictionで、これはカナダのインストラクター方のビデオでした。下記のビデオにもありますが、頭からヒザ、ボードまで一直線に同調させるという点を大事にしていてとてもスムーズな動きをしています。
How To Ride In Alignment On A Snowboard
では、どうやってスタンス角度を決めるか
前向きか横向きかは、スタンス角度によると考えています。スタンスが非常に前向きなら、自然に前を向くことができますので。自分は、フリースタイルで前33度後24度等といったスタンスをとるなら、アルペンをすればいいんじゃないかと思っていますので、ジャンプも含めて、いろいろできる横向きのスタンスを支持したいと思っています
情報の前提条件が変わるので、スタンス角の問題は厄介です。
そのため、ここをある程度、機械的に決めることができた方が、上達の近道にではないかと思っています。
今回、前向きや横向きで自分が考えた基準は下記です。
- 前足は、アゴをノーズ方向に自然に向けることができる最小の角度
- 後足は、上記を邪魔しない角度
横向きであれ、前向きであれ共通するのは、顔(アゴ)を前に向けて前(ノーズ方向)を見ることです。前を「見る」ことが自然にできないスタンスは、基本姿勢自体がとれないということになりますので、ここを最低限考えることにしました。前足のアングルを前に向ければ、胸を開きやすくなりますので、アゴをノーズにあわせるのは簡単になります。
自分の場合は、前24度後3度でした。
これは、リフトから降りる時に、前足に乗って前を向いても、どちらにも曲がらず真っすぐ滑ることができるかということから、チェックできます。後ろ足は、数本滑ってみて違和感がなければどんな角度でも大丈夫と思います。」
自分としては、この基準は、横向きと前向きのいいとこどりと思っています。