遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

テイクオフ時に手首を使って身体のバランスを整える

はじめに

テイクオフが上手くいくと、その後のライディングにスムーズに移行することができるため、非常に重要である。最近Youtube等でテイクオフのポイントの解説が増えてきた気がする。しかし、以前として身体の動かし方に終始しているものが多い。これまで、サーフィンに大事なことは、波のどの状態の場所から乗れるのか、あるいは乗れないのかを考えて、そこで何をすれば良いかを考えてきた。結果、波のトップに前に進む力が生まれている場所に移動して、テイクオフすれば力はそれ程要らずに簡単に滑りだせることがわかった。そのような場所は波の上部の角度が垂直になりつつある。そのため、テールが持ち上がりすぎてパーリングしやすい。ボードのテールを押さえつけておくことで、パーリングもせず、前への滑り出しが早くなることがわかった。

 

今度は身体の使い方

波の位置がテイクオフの成功の8割を占めていると感じている。残り2割は、ボードのテールを押さえながらパドリングを行うことである。今日はこの2割の部分が簡単になる方法が見つかったので紹介する。

 

テイクオフのパドリング時はノーズが下がりやすい。しかし、テール重心になりすぎるとパドリングスピードが遅くなりテイクオフが遅れる。解決策は身体をそってテール重心にしながらパドルを行うことである。しかし、反ることを意識しつづけるのは自分には難しい。身体を反ることを意識しすぎると力んでしまって、テイクオフが力任せになってしまう。逆にパドルをリラックスして行うように意識しようとすると、身体の反りがなくなってしまう。

 

体の反りとパドリングのスムーズさを同時に達成するために、今回テストしたのは、手首を反らせてパドルを行うこと。スノーボードでわかったことであるが、手首は身体の反りや曲げに関係している。手首を丸めると身体も丸まる、手首を反ると身体も反ってくる(反りたくなる)。テイクオフの時のパドル時に、手首を反らせてパドリングを行うと、身体も軽く反ってくる。頭も下がりにくい。もちろん、推進力を得る必要があるので、手首を反った状態で、水を真っ直ぐ後ろに押し出すようにする(テーブルに両手をおいて立ち上がって、そのまま身体を浮かせるようなイメージ)。これによって、テイクオフに必要な身体のバランスを手にすることができる。ひとつのことへの意識なので簡単におこなえる。

 

ここしばらく、これを試してきたところ、テイクオフで失敗が少なくなり、簡単に感じるようになった。最後にもう一度、波の位置が8割なので、そこを間違うと全く役に立たないです。