遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

ソフトボードを買った。もうひとつ小さな浮力を買えばよかったと後悔

MF Surfboard Little Marleyを購入

お盆をすぎて涼しくなるのは例年通りで安心していますが、今年の7月は、北海道も異様な暑さと雨の降らないが続きました。そんな異様な気象条件とあいまって、日本海側では全く波がないという日も続きました。

 

もともと、夏の日本海は波がないだろう?っと思う方が多いと思います。しかし、意外と遠浅のビーチでのスネ波、ヒザ波はあるんですね。これはSUPで軽く波乗りに調度いい感じなんです。

 

さて、そんな異様な状態も最近は脱してきて、雨も降り、日本海側でも念願のムネ波があがり、久しぶりに普通のサーフィンができました。ついでにオリンピックにも影響されて、違うサーフボードを試したくなりました。

 

子どもがいるので前々から気になっていたのがソフトボード。特に、ミックファニングのMF surfboard。レビュー記事を調べてみたのですが、広告サイト以外の良いレビューがなく唯一よかったのが、札幌のショップMOJANEさんのブログです。非常に参考になりました。ということで、本当は試乗をして買いたかったのですが、Little Marleyを勢いでポチっとしてしまいました。実はサイズで悩んでしまって、5`10が欲しいと思ったのですが、調べていると在庫がないところが多いようで、ショップで買いたかったのですが、ネットにしてしまいました。

 

MF SOFT BOARD|ミック・ファニング考案、次世代サーフボード | スノーボードショップMOJANE|スノボ,サーフィン,自転車,スケートボードなど札幌のアーバンスポーツスタイルを提案)

 

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MF surfboard Little Marley

5’10 x 22 1/2 x 2 13/16 43L

Little Marleyのインプレッション

先週、ボードが到着しました。すぐ使ってみたい!と思ったのですが、またもや日本海には波がない。ということで、まずは観察。

 

ソフトボードなので軽いと思っていたら、ズッシリとした重量感があり、えっこんなに重いのとびっくりしました。

 

次に、付属していたフィン(ソフトフィン)がフニャフニャすぎたこと。手で曲げたらグニャーっと曲がってしまいました。ボードを壁に立てかけていても、フィンが曲がって不安定になる程でした。

 

また、厚さは2 13/16インチ。つまり7.14センチ。厚いです。SUP程ではないですが、SUPのような気分になりました。幅は、22 1/2インチ (57.15センチ)。こちらは、176㎝の身長の自分で、ボードをわきに抱えて持つ際に、手の長さがギリギリ足りない感じでした。昔ロングボードを使っていた時と同じで、頭の上に乗せたくなりました。

イメージ以上の厚さと幅で浮力がありすぎかもーと心配になりつつ、厚真に行って使っていました。

 

使用感

ちなみに、自分はテイクオフして横に走る程度のレベルです。そのため、自分の判断基準は、テイクオフが楽か、乗っていて安定感があるかの二点です。

ドルフィンスルー

厚真に到着して、波をみるとモモたまに腰。少しダンパー気味でした。まずはゲッティングアウトです。サイズがないですが、せっかくなので何回かドルフィンも試してみました。パドルを始めると浮力が大きいのでスピードはでている感じがしました。ただ、浮力がありすぎて、どこがベストの重心位置か探すのに時間がかかりました。

 

ドルフィンにいいセットの腰波がきたので、いざトライ。スルっと抜けれました。おっこれはいいかもっと思ったのですが、数回トライしていると、レールを握りこんでしまった時に、浮力を抑え込めず手が滑って離れてしまって、アゴと鼻にボードがヒットすることがありました。海の中で悶絶していましたが、幸いソフトボードなので、大事には至らなかったです(笑)また、スピードがない時に、ヒザや足をかける位置が悪いとこれも沈むよりも浮き上がる方が強くて、ローリングして一人恥ずかしい状態になっていました。この時に、帰りにデッキパッドを買おうと決断しました(笑)

 

幅が広く、浮力の大きいこの板でのドルフィンは、①スピードをしっかりつけること、②レールを握らずにテイクオフ同様に手のひらで押すこと、③つま先やヒザで押す際は、しっかりボードのセンターを意識することが大事とわかりました。

 

テイクオフからライディング

テイクオフは確かに早いように感じましたが、一方で自分の腕の悪さもあり、重量感を感じました。浮力があるからっと甘えてパドルが足りないと、波に張りつくような、引っ張られるようなネバリを感じて、今までの板なら滑りだしているだろうところから戻される感じがありました。

逆にしっかりスピードをつけれていればかなり早くからスーッと滑り出す感じでした。波の大きさにもよると思いますが、「滑るか戻されるかの閾値」がはっきりしているように感じました。

 

乗ってみると今度はフワフワ感がすごい。良い位置から乗れると安定感があるのですが、少し悪い位置にいると、浮力なのか雲にのっているようなフワフワした感じでした。これは、MOJANEさんのブログの田中さんのレビューにも書かれていましたが、自分にはフワフワフワフワという感じで、正直最初乗り難いと思いました。

 

もう少し、このフワフワを考えてみると、フィンの影響ではないかと思いました。フィンガフニャフニャなので落ち着きがないのかもという仮説です。ということで財布には大きな痛手ですが、フィンを交換してみようと決めました。

 

まとめ

パドルやテイクオフは楽でした。乗ってみてフワフワしましたが、ダヨンダヨンした感じもなくアリと思いました。しかし、自分には浮力がありすぎたので、ドルフィンやライディングのフィーリングがしっくりこなかったです。おそらく、43Lではなく、もう少し浮力の小さなモデル(35L程度)を選んだ方が良かったかなと思いました。ちなみに体重は、73㎏で5㎜のウェットスーツを着ているので、総重量としては75-77㎏という感じではないかと思います。これは試乗して買わなかったので仕方ないですが、波のサイズが大きくなることも考えると、浮力のあげすぎもどうかなーと今回学びました。

 

デッキパッドとフィンは帰りに購入しました。支払いが痛い。おそらくフィンで結構フィーリングがかわるんじゃないかなーと期待しています。フィンはFCS2 PERFORMER NEO GLASS TRI-FINSパフォーマーにしましたが、後でトライフィンとクワッドフィンの違いを調べてみて、クワッドフィンにすればよかったとまた後悔しました。後悔先に立たずですが、いずれ、クワッドフィンも試してみたいと思います。

 

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FCS2 PERFORMER NEO GLASS TRI-FINSパフォーマー

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デッキパッドもはりました。

番外

途中から、子どもに貸していましたが、今までは割れたらどうしよう、フィンで怪我したらどうしょうというような不安がありましたが、今回は全くなく、岸に座礁しようが気にならなかったです。耐久性があること。これはやはりソフトボードの最大の利点だなーと感じました。これからリーフのポイントでも試していきますが楽しみです。

 

MF × KUMA FISHあたりがよかったんじゃないか。。。。

 

www.mickfanningsoftboards.com