遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

(続)パドリング時に重心位置をテール側に変えたら波をとるのがびっくりするくらい楽になった

前回の試行と課題

前回、テイクオフのパドリング時の重心位置について次の記事を書きました。この時はSUPの板で試したので長さや浮力の違いは考慮できていませんでした。では、普通のサーフボードではどうだったのかというのが今回のお話です。

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今回の波のコンディションと使用したサーフボード

 サイズがピークだった肩頭時と波とサイズが下がってきた腰波。玉石のグーフィーポイント@日本海。波は厚く掘れない波でした。使用したボードの長さは6'10です。このポイントではとても重宝しています。

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結果は「重心位置をテール側に移動するのはとてもいい。しかし、調整が必要」

腰波は厚いので普通なら2,3本乗れればいいくらいのところが7本乗れました。これまで厚い波だと押され難いのでどうしてもブレイクに近すぎる場所から乗ってしまっていました。そのため、斜度が強くなりパーリングしたりテイクオフが苦しかったりすることが多かったです。しかし、この時は、テイクオフに余裕がかなりありました。後ろ重心になると、テイクオフのタイミングが遅くなりそうなのですが実は早くなっているように感じました。さらに、テールが必要以上に押し上げられないのでテイクオフ時の傾斜が緩くなっているように感じました。前日の肩頭くらい波でも、この時もテイクオフ時の傾斜は緩く感じ、かなり乗れました。

 

ただ、重心位置を調整が必要でした。家でサーフボードの上に乗ってみて、板の中心(重心)とそこにみぞおちを置いた場合のアゴの位置にマジックで印をつけました。上の写真のノーズの側にある横線がアゴの位置で、中心付近にある黒点がみぞおちの位置です。海の上では目印がないと自分の位置の把握が難しく、アゴの線は良い目安になりました。この印をみてアゴの位置を前にしたり後ろにしたり。自分の場合は、目印が少しだけ後ろだったので海の上で調整した結果、1~2cm前にすると乗りやすくなりました。もちろん、位置だけだけではなく、前の記事に記載したテールが持ち上がった時に、両手パドルも使いました。テールが持ち上がった時に漕ぐ、このタイミングも重要と思います。このタイミングについてはもう少し理解を深めたいと思います。

 

今回、普通のサーフボードでもテイクオフの回数が増えました。波のサイズは腰、肩頭の両方とも効果がありました。次は、テールが持ち上がってきた時と認識している最後の漕ぎへの理解を深め、「いつ、それを行えばいいのか」を分析しようと思います。

 

また、効率的なパドリングやドルフィンスルーの方法も調べていきます。