遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

GentemStickに乗ってみた。

気になりつつも、値段が高いパウダーボードという印象で、避けてきたGentemStick。今回、人から借りることができて初めて、乗ってみました。少し雪も降ったキロロです。アイスバーンではなく、非常に良い圧雪でした。端の方には多少パウダーがありました。

 

乗ったモデルは、Alex Yoder Pro model XY.

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Alex Yoderと言えば、You tubeでキレまくりのカービングターンをしていて、何度もイメトレさせてもらいました。


The Flow State – Alex Yoder

 

実は、帰ってくるまで、モデル名なんか見ていなくて、今確認しました。ということなので、下記の印象は、モデル名によるバイアスなしです。

 

初見の印象は「ノーズが長くない」でした。Gentemのボードはノーズが長い印象がありますが、いつも使っているNovemberのLiverと比べても、極端に違わないように感じました。テールもしっかりあり、前後のバランスは良さそうに思いました。

 

乗ってみて、エッジのホールド感が非常に良かったです。ロング、ショートともにカービングしやすかったです。ただ、逆にズラシのショートターンや低速でのズラシのターンは、ちょっとダルイ感じでした。一緒に行った妻にフィーリングを聞かれて、「ベンツのような感じ」って伝えてみました(ベンツ乗ったことありません笑)。

 

ロングもショートもレールtoレールのターンはやりやすい。しかし、ズラシを多用するようなシーンは、少し反応が悪くなるように思いました。これは、自分にとって少し硬い板であったということかもしれません。ただ、全体的にバランスがいいので、もう少しなれたら、問題なくなりそうに思います。

 

リフト上では、板が重かったので、足が結構疲れました。Nowのビンディングを使っていたのですが、かなり気温も低かったこともあり、アンクルベルトが食い込むような感じで、足の血行が悪く足が冷たくなりました。締めすぎたのかなー。

fq12345.hatenablog.com

 

板の重さと硬さもあってか、ある程度荒れてきた斜面でも、踏み込めれば、切り裂いていく感じでしたが、踏み込めないでレールに乗っただけのターンをすると、残念ながら重さと硬さによって足がとっても疲れました。

 

この板は、しっかり踏んでカービングしていく人に向いてるんでしょうね。

 

さて、パウダーですが、底当たりしないようなパウダーはなかったので、軽いパウダーに突っ込んでみました。印象は。。。 

 

パウダーだとものすごく良さそうでした。浮力は申し分なく、すぐにノーズが浮いてきました。後傾しすぎる必要もなかったです。斜度があれば、流れるように滑れそうですし、斜度がなくても少し踏んでいけば、十分に浮力を得られるような感じでした。

 

パウダーといっても斜面が荒れているところもあります。圧雪ではズラシのショートターンがダルかったと上で記載しましたが、ウェーブがかかったりコブがあったりするような場所だと、キッカケがつくりやすく、板を回しやすかったです。ノーズの幅があるのでターンのキッカケづくりをしやすかった。

 

全体的な印象です。

 

パウダー重視でゲレンデも滑りたいなら、とても良いと思いました。アイスバーンを滑るのが多いならおススメしないです。僕は、近所のスキー場で滑ることが多く、硬いバーンかつ雪も多くないので、普通の板の方がいいかなーと思いました。ビンディングとブーツは、板の重さに耐えれるようなフレックスがしっかりしたものが、良いのではと思いました。

 

今、僕は、NovemberのLiverとBataleonのOmniに乗っています。スピードを出して、大きなターンを描いていく時には、ぜひ使いたいと思いましたが、そうやすやすと手を出せる値段でないのが困ったところ。