スノーボードのフロントサイドターンで後ろ腕と頭
以前の記事で、ドリフトターンは斜滑降からのストップ動作でできることを記載しました。妻や友人に、これを意識してもらった結果、ターンの時に、逆ひねりが減ったり、ストロークの動作が使えるようになったりと、良い効果がありました。
ただ、記事内でも、記載していましたが、フロントサイドターンで荷重を強めることができなかった、内倒しやすかったということがありました。これは、ターンの開始動作が、頭の中で明確にイメージできていなくて、身体をどう動かせばいいのかがわからず、そのうち、頭を下げたり、身体を逆にねじったりすることで、なんとか回転力をつけようとしたことによると思います。
ここを明確にするとターンが劇的に怖くなくなります。これは自身の経験から間違いないです。
いくつかポイントがあると思います。
- 基本姿勢に忠実に
スノーボードの進行方向（つまりノーズ方向）にしっかり顔を向ける。その際に、若干、頭が斜め（少しお辞儀する感じ）になりがちですので、背筋を伸ばす＆首をしっかり前肩の上にのせて、目線が水平になるようにする。 - ターンの開始動作に後ろ腕で背中側に肘打ちをする
ターンがいつまでも開始しないと、不安になり、怖くなり、頭を下げて、身体を逆ひねりするという悪循環がはじまります。そこで、逆ひねりをしないように、ターンをスタートするために、後ろ腕を使います。後ろ腕を方の高さまであげて、背中側に肘打ちをする。その際に、背骨を中心に、身体が回転するように肘打ちします。ちょっと憎らしい人が、自分の真後ろにいると思ってください。なかなか身体が動かない人は、とっても憎らしい人が自分の真後ろにいると思うといいでしょう。 - 前足に重心を移動する
前足の重心を移動する際に、基本姿勢を崩さずに（顔を進行方向を見続けて）移動させます。つまり、ノーズ方向を見ながらです。そうしないと、すぐに頭がさがります。ターンの先をみるという説明もありますが、内倒する人は見ない意識の方が重要です。肘打ちをする際に、肩の高さを守って、斜面に平行に回転させると、前足に重心を移動することも同時に行えます。
これで、フロントサイドのターンを意図的にスタートさせることができます。ターンがスタートしたら、あとは屈伸してストップ動作をするだけで、ターンします。
参考までにスタンスアングルも
僕は以前、前足21度か24度で滑っていました。これを15度にしました。前足の角度を小さくして０度に近づけると、重心を前に移動する量が少なくてすみます。怖くて前足重心が難しい人は、前足の角度を少し平行にすると、フロントサイドターンがスタートしやすく、踏ん張り安くなると思います。足首の捻挫が気になる人にもおすすめです。
