遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

ヘタったスノーボードブーツにPOWER RIDEってのを使ってみたら、結構いい感じでした

たぶん、2017年くらいに購入したBurton Photon BOAですが、年間30~60回くらい滑るので、流石にヘタってきました。回数は多いですが、滑走時間は1回2~3時間くらいなのでハードに使ったという感じではないと思います。

 

ヘタってきたと感じたのは、前後のフレックス。足の甲のあたりにシワが深くなり、インナーもペラペラ、アウターもクニャクニャな部分が増えてきたからです。滑走中、少しサイズの大きな靴を履いている気分になっていました。

 

実は先日、シーズン終了時期のセールで、今年度のBurton Photon BOA(新品)を購入しちゃいました。しかし、今のはヘタったとは感じても、使えないレベルではない。例えば、スノーシューやスプリットで登る時なんかは、今のブーツの方が歩きやすいし、ブーツの劣化を気にする必要もない。気軽に滑れるコンディションなら、このブーツの方が、まだまだ使いやすいと思いました。前後のフレックスをサポートできれば、まだまだ使っていけるんじゃないか。。

 

そこで、ネットで調べてみたところ、パワーライドという商品を見つけました。

http://freeride-powerride.com/powerride.html

 

もともと、スキーブーツ用に作られたようですが、スノーボードにも使えるとのことで、手に入れて使ってみました。使ってみたのは、下記のパワーライドBASICのハードタイプです。硬さは3種類あるのですが、中途半端は良くないのでハードです。

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使用したパワーライドBASICハードフレックス

スノーボードのブーツにいれると下記のようになります。アウターシェルとインナーの間にいれます。インナーレースやリング等にひっかけないように奥までいれるのに注意しました。

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パワーライドをブーツにいれたところ

さて、ライディングフィーリングです。

 

試したのは、春のザクザクのオーンズスキー場です。昨日、新品のPhotonを使って新品のホールド感を確かめておきました。さすが新品。さすがバートン。足をいれた瞬間から、硬すぎず、柔らかすぎず、そして、ガッチリ足をホールドし、硬いバーンも柔らかいバーンも、足元に不安なし。素晴らしいフィーリングでした。

 

さて、それと比べてどうだったのか。

 

まずは、ブーツの紐をBOAで締めてみて変化を感じました。パワーライドがバネのような感じの役割を果たしている感じで、紐が程よくテンションを保ちつつ締めていけました。これまではインナーが弱く、紐だけで締めあげて、線のテンションを感じていたのが、面でしっかり支えられるようになりました。また、パワーライドは足の甲からスネまで湾曲しながらサポートするので、踵の浮きが非常に少なくなりました。

 

この変化は滑走時も大きな変化がありました。トゥサイドは、反応が悪かったのですが、新品と同様の反応に戻ったように感じました。ただ、これについては、滑りの変化もあったので、その影響もあると思います。ホールド感は間違いなく高くなったので、滑走時の安心感は、新品には劣るものの、かなり良くなりました。右足首を少し捻挫しているのですが、足首へのダメージも少なくなったように感じました。

 

4000円程度で、ブーツがまた使える状態に戻った。これは買ってよかったと思いました。残りのシーズンは、新品のブーツは使わず、このセッティングで行こうと思います。山に登ることもあると思いますが、登坂時はこれを抜くか、単に紐を緩めておくか、どちらがいいか考えてみようと思います。抜いてしまうと入れるのが大変なので、入れたままがいいですが、歩くとき違和感ないかちょっと心配です。

 

気になる方がいれば、自分はおススメします。

http://freeride-powerride.com/pg516.html