遠回りしたら見えるものがある

スノーボードやスキー、サーフィンをマニアックに分析したい

Day29 スキーとスノーボードの違う部分がわかった

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外スキーが遅れている感あり

休もうと思ったけれど大学の先輩にお会いした

前日の朝里川温泉スキー場でスキーにも火がつき始めましたが、流石に身体が疲れていたので、オーンズで1時間くらい滑って休むことにしました。朝一、硬そうなバーンと人の多さを眺めながら、これは早々に撤退だなーと思っていると、毎週スキーを黙々とと取り組んでいる知り合いから、「今日はJさんがくるよ」と。Jさんとは自分の大学時代のアイスホッケー部の先輩です。とても怖く雲の上の人のような存在でしたが、今はそんなこともなく優しい先輩です。スキーもとても上手です。やはり先輩はいつになっても先輩。今日はスキーを教えてくれました。

 

教えてもらったポイント

先輩とお話をして、自分が気になっているところ(下記)をお伝えしました。一番気になっていたのは、内足のプラプラですが、ターン後半の後傾とあわせて、これらは切り替えからの荷重のイメージができないことが、現象として表れてものと思います。

  • 切り替えからの荷重がイメージできない
  • 内足がプラプラする
  • ターン後半にたまに後傾になる 
  • ターン後半でスキー板がガツガツする

そうすると、低速で角付けなくスムーズなスライドができるように練習してみてはというアドバイスをもらいました。実際練習してみると、左足が外足になる方がうまくスライドしない。右足が外足になるターンで外足が遅れてしまっていることが原因とのことでした。なるほど、外足が遅れてしまうというのは、2本のスキーが1体となっていない(雪面から得られる力が内と外スキーで異なる)ことであり、切り替えに必要な直進する力の方向が変化している可能性が非常に高い。この練習では、切り替えの前にできるだけ両スキーの先端がそろうように意識してみると、左右にあった回転のしやすさの違いが非常に薄まった感じがしました。

 

次にもらったアドバイスは、スキー板には荷重すると回転するポイントがあるということでした。前述のスライドの練習に加えておこなったのですが、外足のビンディング前15cmくらいのところを意識するとスルっと回るようになりました。この時に、ブーツ内で母指球、土踏まずの後ろぐらいの間で前後の重心移動をすると踏みやすくなり回転の始動が非常に簡単になりました。ここは、「切り替えからの荷重がイメージ」につながるところと思います。次回に、もう少し高速かつ斜度もあげて試してみようと思います。

 

ターン後半で板がガツガツする、ターン後半で後傾になるというのは、前者が前重心になって、スキーのテール側での荷重が弱いということ、後者はテール側で荷重する方法が違うということでした。これらは、テール側での荷重の方法がわかれば解決することと思います。自分が行っていた間違った後足荷重は、足首を伸ばしてしまうこと。これを行うと荷重もできるのですが、加えて重心が後ろに行くことで加速してしまいます。足の甲を上にあげるように足首を曲げたままテール側に荷重をすると、重心の移動は最小限でテール側に荷重ができます。しかもクイックに。この動きでテールを押さえることができれば、今度はここで得た反発で切り替えもできるのではないかと思っています。ついでに、平地で足の甲をあげる練習を極端にしてみたらオーリーになりました。スノーボードでも切り替えの立ち上がり動作でオーリーになりますので、おそらくこの動きはかなり重要なポイントになるだろうと思います。

 

スノーボードと違う部分に意識する必要があった

今までスノーボードで得られたカービングの知識をスキーに応用するアプローチで進めてきました。しかし、スノーボードとは身体の向きと2本の板を使う部分が違います。例えば、足の甲をあげるとテール側で荷重できるや外スキーが遅れないようにするといったことは、スノーボードとは違う動き、考えなくても良い動きです。このような違いに対してもう少し詳細な理解をして当てはめていかないと、暗中模索になってしまう可能性が高くなりそうだと感じました。やはりモチはモチ屋、スキーの知識も取り入れつつ(調べる、教えてもらう)、スノーボードで得たカービングの力学的な解釈の部分につなげていきたいと思います。